【キャッチコピーの公式化】人は、時をつくれない。/薩摩酒造 神の河
こんにちは。
私のブログを読んで頂きありがとうございます。
今回は、私が気になったキャッチコピーの公式化をしていきたいと思います。
【人は、時をつくれない。】
薩摩酒造の「神の河」のキャッチコピーです。
このキャッチコピーを見た瞬間、『なるほど』と思うと同時に言葉の深さを感じました。
神の河は原酒を3年という長期間、樽貯蔵して作られています。
この『時』が、神の河の味わいを引き出しているという事です。
それでは、公式化をしていきたいと思います。
●公式『否定インパクト』
これは私のブログで何度かご紹介している方法で、『出来ること』ではなく敢えて『出来ないこと』を伝える事で、キャッチコピーに強さを与える方法です。
・3年樽貯蔵
・厳選した素材
・うまさを作る技術
こういった事も、「神の河」の特徴にはなります。
ですが、これを入れるのではなくて『時をつくれない』という言葉を伝える事が、結果的に上記3点を暗に含んだコピーにしています。
素材も技術ももちろんあるが、時だけは人の手でどうにも出来ない、という事です。
それが、あれもこれもあります、と伝えるよりも奥深いコピーになるのです。
以上が私の考察です。
あなたもキャッチコピーを考える際には、この書き方を試してみて下さい。
うまく使えば、内容に深みのあるキャッチコピーを作る事が出来ますよ。
このブログを読んで、他にあなたが気になったキャッチコピーがあれば是非教えてくれませんか。
公式化をするコピーが増えれば増えるほど、私たちの「知」を蓄える事が出来ると思います。
それではまた、次回のテーマでお会いしましょう。